焼津市 林叟院(りんそういん)で座禅体験に参加してきました。

静岡県焼津市にある林叟院(りんそういん)の坐禅体験に参加してきました。

林叟院は、高草山のふもとにある曹洞宗のお寺です。

座禅には以前から興味はありましたが、なかなかやる機会に恵まれずにいました。

先日、高草山にハイキングに行った際、林そう院の駐車場に車を置かせていただいたのですが、そこでたまたまこちらで座禅体験を開催していることを知りました。

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家に帰り、改めてネットで座禅体験のことを調べていくうちに、林そう院の先代住職の鈴木隆俊師は、「禅マインド ビギナーズ・マインド」の著者であること。

アップルのスティーブ・ジョブズが生前にその本を愛読しており、会社経営や彼の人生においても多大なる影響を受けていたことを知りました。

ジョブズが禅に親しんでいたことは知ってはいましたが、自分が住んでいる近くのお寺の住職さんと繋がりがあったと知って、ますます座禅に興味をもちました。

早速、林そう院のWEBサイトから座禅体験に申し込みをしました。

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座禅体験は第2土曜、第4土曜の朝8:00〜8:45に行われています。

料金は無料で、林そう院のWEBサイトから申し込みができます。

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当日、林そう院に着きましたが座禅体験の案内もなくどうしたらよいかと迷っていたところ、一人の男性がこちらで靴を脱いで本堂で待っていればよいですよ、と教えてくれました。

後からわかったことですが、よく来ている常連の方でした。

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本堂の中は、2月中旬、気温一桁の朝はストーブがついていても寒かったです。

コロナ感染対策で窓も少し開いていました。

ダウンジャケットを着てきて正解でした。

8時ちょうどに住職さんから座禅についての短いお話があり、そのあと初めての人以外は座禅をする部屋に移動していきました。

本堂に残された私たちに、住職さんが座禅の作法ついて説明をしてくれました。

本堂を離れ、座禅をする部屋に向かいました。

座禅をする部屋に入る時の作法を教わり、中に入りました。

経験者の方たちは壁の方を向いて座禅を始めていました。

ここでも住職さんが、座り方、姿勢、呼吸、目線を置く位置など丁寧に指導してくれました。

座禅では、坐蒲(ざふ)という、おまんじゅうのような形の丸い座布団を使い、結跏趺坐(けっかふざ)という両足を組んだ座り方をするのですが、私は身体が硬いのであぐらの姿勢で座るかたちになりました。

寒かったので、用意してくれてあったひざ掛けを使わせてもらったのですが、あぐらを隠すことができたので、ちょうどよかったです

背筋を伸ばし、目線は90cmくらい先の床を見るような感じで、顔は正面を向いたまま。

手は法界定印(ほっかいじょういん)を結びました。

そのようにして座禅の時間が始まりました。

警策(きょうさく)で肩や背中を打たれることもなく、静かな時間が過ぎていきました。

30分程経った頃、住職さんから座禅の時間の終了を知らされました。

なんだかずいぶん短い時間のように感じました。

終わってみての感想は、すごく効果があったと感じることは正直なかったです。

ずっと雑念だらけでしたし。

足が痺れていたなあ、とか外で鳥が鳴いたなとか。

気持ち的には変化は感じられなかったけど、呼吸と姿勢を整えたことで、身体的にすっきりしたような気はします。

夫はずいぶん座禅が気に入ったようで、家でもやるぞーと言って、さっそく楽天で坐蒲を注文していました。

座禅を続けていけば何か変化があるのか未知数ですが、何かあるだろうという期待を持って、坐蒲体験にはまた参加させていただこうと思います。

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帰り道で見た梅の花がもうすぐ咲きそうでした。

春はもうすぐですね。